saitou_ken_monogatari
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フーバー研究所研究員の片岡鉄哉は、斎藤健の著書「転落の歴史に何を見るか―奉天会戦からノモンハン事件へ」を産経新聞にこう絶賛した。「歴史を語るこの本の背後には、国家論がある。『転落』と定義される日本の現状に対する処方箋は、経済政策でも行政改革でもあり得ない」「国を憂うる官僚が残っていることは、私にとって救いである」辛口で知られる文芸評論家の福田和也が、週刊新潮の『戦う時評』で、珍しくこの著書について褒めている。「私としてはやはり旧通産省に色濃く残る岸信介のDNAを感じるね。日本経済を再生させ、中国等ライバルたちに再び水をあけるために、80年代のアメリカの対日戦略を分析しつつ産業政策を発動し、国際的な大戦略の下に日本の立場を再定義してくれそうな」斎藤健とは、いかなる人物か。斎藤健は、昭和34年6月14日、東京都で生まれた。斎藤は、小さいころから、ガキ大将であった。2・「世のため地震予知をやろう」1・「国を憂うる官僚が残っていた」2講演中の表情

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