自由民主党 衆議院議員 さいとう健 Official Site

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王道と覇道 ~混迷する政治を切る視点として~

 中国では昔から、政治には、「王道と覇道」があると言われてきました。
政治の「王道」とは、人民のためを目的として行われる政治、「覇道」とは、権力奪取が目的の権謀術数を言います。
もちろん、「覇道を戒め、王道を歩むように」という教えなのですが、果たして、今の日本の政治は、どうでしょうか。

 まず、今、大議論になっている道路特定財源の問題。
私は、自民党の政治家ですが、これから10年間で59兆円を道路につぎ込むという政策には組みしません。
高齢化し、人口も減少してゆくこれからの10年、例えば、医者や病床の数も増やす必要があるでしょう、社会福祉施設も重要です。そういうときに、59兆円という巨額の税収を基本的に道路に使うとするのは、いい政策とは思いまん。
一方で、民主党の言うように、暫定税率をすぐに廃止して税率を下げろという政策も適当ではありません。極端な話、六本木ヒルズに住んで、ベンツを乗り回しているような方々にまで、税をまける必要があるのでしょうか。バラ撒きではなく、もっと生きたお金の使い方を考えるべきです。例えば、エネルギー価格の高騰で本当に苦しんでいる方々を集中して支援するとか。あるいは、高齢者の方々にもっと温かい支援をするとか。
ついに、4月1日から、ガソリン税等の暫定税率が期限切れとなりましたが、まず、期限切れによる国民生活や地方財政の混乱回避を最優先に取り組むこと、そして、両党でよく協議して、いい修正案を作り上げること、それこそが、政治の王道」だと思います。民主党は、間違っても、混乱こそが政府を追い込むチャンスなどという「覇道の政治」を行ってはなりません。

 次に、日銀人事。
ようやく総裁は決まりましたが、副総裁が一名欠員という異常な状態が続いております。
さいとう健は、この件では、本当に腹が立っています。今、日本の経済は、大変微妙な舵取りが必要とされる剣が峰にあります。この2~3ヶ月の経済運営次第では、再び景気後退局面に入りかねない、そういう正念場です。そんなときに、日銀の人事を政争の具にしてはならないことは、誰だってわかるはずです。もし、日銀人事の混乱で金融政策に適切さを欠くようなことがあれば、それは、政治が原因で経済を悪くしたということになります。そんなことは断じてあってはなりません。だから、日銀人事は党利党略から切り離して、淡々と審議をしなければならないと思うのです。


 そして、民主党に申し上げたい。政権をとるために政治を混乱させて、それを機に衆議院の解散総選挙に持ち込みたいとしても、政党人として、あるいは、政治家として、踏み越えてはならない一線があるのではないかと。日銀人事をそれに利用しようというのは、一線を越えた、まさに「覇道の政治」です。
反対するなら、代わりの案を出せ、代わりの案が出せないなら、反対するな。批判し、対案も出さず、あとは空席になっても知らないよという態度は、参議院で第一党の政党が取る態度ではありません。あまりに無責任です。


 衆参でのねじれ現象は、これからも続きます。残念ながら、日本の政界の混迷は続き、政策も停滞しがちになることが予想されます。そのようなときこそ、中国古来からの政治を見る視点、「王道と覇道」の視点が大切です。自民党の主張が「王道」なのか、民主党の主張が「王道」なのか。そういう視点を皆が持ちませんと、政治はどこまでも堕落してゆきます。


 さいとう健は、常に「政治の王道」の観点から考え、政策を主張してゆく決意です。たとえそれが、自民党の主張と異なることがあっても、です。


平成20年3月23日 
さいとう健


2008.03.23|考え方

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