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さいとう健農水大臣へのインタビュー

8月3日の内閣改造で農林水産大臣に就任後、1ヶ月を経過したさいとう健衆議院議員に聞きました。

Q.入閣という連絡が入ったときは、どのような気持ちでしたか?

さいとう健) 予想もしていなかったので、大変驚きましたが、特段の心の高揚というものはなく、責任の重さだけをずっしりと感じました。
 ただ、大臣みんなそろっての官邸での写真撮影の際、あまりに多くのフラッシュがたかれ、目が見えなくなったのですが、そのとき突然、フラッシュの向こうに浪人時代の様々な出来事が現われ、思わず胸がつまりました。

Q.当選3回での重要閣僚への任命という点について、御自身では、どのような点が評価されたからだと思いますか?

さいとう健) 自分の評価は任命された方に聞いていただきたいのですが(笑)。
 ただ、この4年間、党農林部会長として、あるいは農林副大臣として、40年ぶりのコメの生産調整の見直し、50年ぶりの酪農改革、60年ぶりの農協改革等々の時代を画する大きな改革に直面し、また、通商面では、TPP、日-EU経済連携協定、日-オーストラリア経済連携協定といった大変難しい課題に対し、一つ一つ誠実に対応してきたことについては、自負をもっております。

Q.今後の課題としては、どんな点に力を入れていかれますか?

さいとう健) 農業については、新しい法律・制度は、この4年間でほぼ固まりましたので、これからは、実際に現場で実を上げる局面になります。
 日本の農業は、同じことを続けていれば、ジリ貧になるのが目に見えています。人口が減っていくわけですから。しかし、同時に、視点を変えてみれば日本の農林水産物には、大きな可能性があります。このことを政治も、農林水産省も、農業関係団体も、農家の皆さんも共通の認識としてもって、それぞれがやるべき一歩を踏み出す。そうなれば、互いの連携もよくなり、共に前進していくことができると、私は確信しています。
 加えて、日本の消費者の皆さんに、もっともっと日本の素晴らしい農林水産物に目を向けていただける努力もしていかなくてはなりません。これまでの農政は、ややもすると生産者の皆さんにばかり目が向きがちだった面は、否定できないように思います。ですが、日本の農業を盛り上げてくださるのは、農産物を買って食べてくださる消費者の皆さんなのです。新鮮で安全でおいしい日本の農林水産物は、もっともっと評価されていいはずですし、食事の際、もう一口だけごはんを多く食べていただければ、食糧自給率は1%向上すると言われています。
 消費者の皆さんへの働きかけも農政の大事な視点です。
 水産業、林業についても、ともに豊かな資源を日本はもっているにもかかわらず、その現場は厳しい状態におかれています。これからは、水産業、林業についても今まで以上にその構造改革に力を入れていく所存です。

Q.話は変わりますが、大臣は、憲法改正については、どのような御意見をお持ちですか?

さいとう健) 憲法については国会で発議されるものであり、今の立場で軽々に発言すべきではないと思います。ただ、私も国会の一員でもありますので、その立場で言えば、自衛隊が憲法上位置づけられていないのは適切ではなく、憲法上きちんと位置づけた上で、その活動をコントロールするのが筋だと思います。また、緊急事態に対処する条項がないという状態が放置されていることも国会として、本当に国民に対して責任を果たしていることになるのだろうかと疑問を感じています。


2017.09.01|考え方

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