自由民主党 衆議院議員 さいとう健 Official Site

転機の自民党(加筆版)

 皆さん、最近の自民党についてどうお感じですか。

 小生のような毎日選挙区を歩き回って地元の皆さんの声をお聞きしている立場の人間からしますと、どうも、感覚がずれていると思えてなりません。
 年金問題についての総理や閣僚の発言は無責任すぎます。
 また、C型肝炎の患者の救済問題について、総理が政治決断をしたのは大いに評価されますが、もっと早く決断が出来なかったか、もっと早く患者さんたちの苦しみを軽減してあげられなかったか疑問が残ります。
 更には、消費税の増税が必要だというような先輩議員の声を聞くと、本気かと耳を疑ってしまいます。消費税の増税というような話は、独立行政法人も改革する、特別会計も抜本的に改革する、公務員の数も減らす、給料も見直す、天下りを厳格化する、更には国会議員の定数も減らす、そして、増税分は全て福祉に使いますからどうか3%だけ上げさせてくださいという類の話でなければなりません。そういう感覚が自民党から失せているとしたら、大問題です。

 自民党は、参議院で大敗を喫しましたが、まだ反省が足りないのではないか、率直にそう思います。
 では、政権交代をすればいいのか、そういう問題でもありません。さいとう健は、政権交代可能な政治というものが、政治に緊張感をもたらし、両党を切磋琢磨にする意味で、理想的だと思っております。ただ、今の民主党では駄目だと申し上げているのです。
 日米関係に決定的な影響を与えかねない新テロ対策法案に対しても、審議の先延ばしばかりして、最後に代表に言われて、急に対案をやっつけで出してくるような政党に、我が国の外交を託すわけにはまいりません。
 衆議院での2/3での再可決は、好ましくはなくても、やむをえなかったのではないでしょうか。
 また、この国益に直結する法案を国会で審議している昨年12月47人の国会議員を引き連れて、更には、支援者も含めて450人も訪中して写真を撮ってはしゃいでいるというセンスには呆れるばかりです。中国要人の目には、日本は大丈夫かと映ったのではないでしょうか。もっといえば、馬鹿にされたのではないでしょうか。

 日本はこれから、さまざまな面で大きな曲がり角です。きちんとカーブを切らないと、クラッシュです。大事なことは、本当にこの国を愛し、本当に国民のことを思い、そして、この日本の難局を乗り切る情熱と能力のある政治家を選び、育てることです。
 正直言って、今の自民党も不十分です。民主党は、一部の方々を除いて更に不十分です。
 私は、人のことはいいから、自民党が変わることが大事だと思います。ずれた感覚を修正するには、いつも地元で多くの選挙民の方々と接している若手の自民党の政治家が、党内で突き上げてゆく、それしかありません。さいとう健は、自民党を変えるために、突き上げ続けていきたいと思っております。皆さんのご意見をお聞かせください。

平成20年1月 
さいとう健


2008.01.01|考え方

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